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 こちらは弊社からの情報発信ページです。
 ご覧になられる方にとって有益な情報を発信して行きたいと思います。 
 
2017.8.9
【 エアコンガスの話】
1回目から2ヶ月半も経ってしまいました。本当は暑くなる前にエアコンガスや旧ガス対応キットなどの事をお伝えしたかったのですが、暑さもピークを過ぎてしまったかもしれませんが。。。

@まず、代替フロンについてです。
皆様ご存知の通り、カーエアコンには 『 旧ガスと呼ばれるR12仕様 』 のものと、『 新ガスと呼ばれるR134a仕様 』とに分かれます。
環境対策の為、仕様変更され、R12は製造されなくなりR12にも使用出来る代替フロンと呼ばれる製品で対応するしかない状態です。
代替フロンは 『冷えが悪い』 とか 『故障する』 と言割れる方もおられますが、購入される時に正しく説明を受けていない事が多いのではないでしょうか?
R12の旧ガス仕様に使用出来る代替フロンの成分の約98%は新ガスであるR134aです。R134aはR12に比べ膨張率が高い為、R12を使用する時と同量の代替フロンを使うと稼働時の圧力が高過ぎる状態となってしまいます。圧力が高くなり過ぎる事でエアコンの効きが悪くなり、弱ったOリングにダメージを与え漏れてしまったり、コンプレッサーにもダメージを与え最悪は焼き付くなどのトラブルに繋がってしまうと言う事です。

また、エアコンオイルもガスに混ざってユニット内を回っているので、ガスが抜けている状態であればオイルの量も少なくなっている事が多く、状態にもよりますが、目安としてガスを2〜3本補充する際には、補充用のエアコンオイルも1本入れておく方が良いとされています。

A次に旧ガスを新ガス仕様に変換するキットについてです。
『 代替フロンの98%がR134aなら安価なR134aを充填すれば良いじゃないか 』と言う事で販売され始めたのが 旧ガス変換キットと呼ばれる製品です。確かに、R134aが使用出来れば、ガスの価格は大幅に安くなるでしょう。

が、私の調べた結果では、正しく使用されない場合、後の詰まりや焼き付きなどの大きな故障に繋がる危険性が高いと判断した事と、そう言った車輌がコンプレッサーを交換する時、リビルトでも新品でも補償対象外となってしまう為、弊社では扱わないようにしています。

旧ガス変換キットは簡単に言うと車輌側のサービスバルブを新ガス用に変換しR134a仕様に変更すると言う事ですが、、、以前別件でエアコンの漏れ止め剤を販売しているメーカーの方とお話させて頂いた時、『 R134a 』 と 『 R12専用のオイル 』は相性が非常に悪く、混ざった瞬間にドロットしたジェル状の物体に変化すると聞きました。(白くドロットした液体になると言われる方もおられました。)

もし、ユニット内にジェル状の物体があった場合以下のような不具合が起こる可能性が非常に高くなります。
オーリングを腐食させ漏れが起きる
エキスパンションバルブやリキットタンクに詰まる
ユニット内の流れを悪くしてコンプレッサーに帰るオイルが不足する
コンプレッサーへの混入や詰まり・オイル不足が原因で焼き付きを起す

でも、代替フロンの98%はR134aじゃないか?と思われる方もおられるでしょう。が、残りの2%にはジェル状になる化学反応を抑制させる成分が配合されているので、代替フロンはR12に使用出来るのです。

また、POEと言うオイルはR12でもR134aでもハイブリッド車でも使用出来るオールマイティーなオイルなので、それを使用すれば新ガスに変換しても大丈夫と言う方もおられましたが、POEのメーカーに確認したところ、『 反応抑制剤ではありませんのでそう言った目的での使用はしないでください。 』とキッパリ言われました。

以上の事を纏めて考えると、変換キットを使用する場合は、ユニット内に残ったR12専用オイルをきれいに洗浄する必要があると言う事になります。

しかし実際は、こう言った説明を受けていないどころか、『 電装屋さんが大丈夫と言っていた。 』と言う説明だけをして販売されている事が多く、内部洗浄はされている事は少なく、その結果オイルが乳化し故障したとしても原因不明で運が悪かったとされている事が多いように思います。おそらく電装屋さんが 『 変換キットはきちんとした方法で使用すれば安全です 』などと言ったのが切り取られ 『 変換キットは安全に使用できます。』となり、正しい知識を持たない業者が販売を行い、誤った認識が広まったのだと思いますが、本当に無責任な話だと思います。

まとめ。。。メリットデメリット
 変換キット : 初回の施工は洗浄作業まで考えれば高額だが、次からのガスの補充は安くなる。(但し、コンプレッサー故障時は保証対象外)
 代替フロン : ガス代はR134aよりも何倍も高い。

その先、どの程度その車を使用するのかなどにもよりますが、そう頻繁にガスを補充する事がないのであれば、変換キットにする事にメリットを感じませんが、ケースバイケースですので、メリットやデメリットとを考慮される事をお勧めいたします。

追記
10年程前からPOEを使用するリビルト屋さんもおられたので、そう言った製品に交換されている場合や、修理など、何らかの事情で内部のオイルがPOEに総交換されていてR12専用オイルの残留が無い場合は大丈夫だと思います。


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2017.6.24
【 方針とスタンス 】
本日、情報発信の日記を始めました。
日頃の運営の中で、お伝えしたい事や製品の情報、知って頂きたい事などがたくさんありますが、そう言った事全てをお伝えする事は不可能です。
こちらの日記もご覧いただける方はごく一部だとは思いますが、文章にして公開する事で、いつの機会かご覧いただけるかもしれない。また、文章にする事で、情報を整理する事が出来るのではないかと思い始める事といたしました。

どの程度の頻度で更新出来るか分かりませんが、ご覧に頂く方に出来る限り有益な情報を発信していく事が出来ればと思います。

■今日は、まず一番に知って頂きたい弊社の方針とスタンスについてです。■
弊社を含め、それぞれの方や法人様で『経営理念』や『方針』をお持ちの事とかと思います。

弊社では、単に 『販売先』 『仕入先』と言うとらえ方では無く、流通に関わる『メーカー』『商社』『仕入先』『整備業者様や中古車販売店様』 など全てが、ユーザー様を満足させる為の協力者であり仲間と考えております。

商品を流通させる中で金銭も動きますが、そこに優劣も利己主義は無く、それぞれの立場に立ち責任を持って考え、助け合い、歩み寄る事が良い結果に繋がるのではないでしょうか?

そう言った方々が、本当に大切なお客様や仕入れ先になって行き、良い結果をたくさん生みだす事でそれぞれが満たされて行くのだと思います。

弊社でも、誠意を持ち誠実に応対する事を心がけ、従業員も堂々と胸を張って明るく仕事をして行ける会社にしたいと思います。

まだまだ未熟で至らぬ点も反省する事も多くありますが、そう言った方々と共に繁栄して行きたいと思います。